ブックタイトル切削工具総合カタログ │ 岡崎精工株式会社

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概要

切削工具総合カタログ │ 岡崎精工株式会社

全品即納Quick Supply215Data技 術 資 料リーマ加工について①要求される仕上げ穴径(公差)と面粗さ②被削材とその硬さ③加工する穴の形状と深さ④加工に使用する機械設備、保持工具、切削液、および加工制約等⑤加工が必要な穴の数量上記の事項を考慮した上で、その加工に適したリーマ工具と切削条件を決定する必要があります。しかし、リーマを使用し、最も重要な上記①の加工精度を得ようとした場合、上記②③④の作業環境により、精度が変動する場合が多いのが現状です。以下に、リーマ工具の特徴と穴精度に関する一般的な考え方を述べますので、各作業環境に応じて、適切なリーマ工具と切削条件の選定に役立てていただきたいと思います。リーマは、あらかじめドリルやプレスなどであけられた穴を繰り広げ、精度の良い穴に仕上げる工具です。リーマ加工において、下記の点をあらかじめ確認する必要があります。リーマ加工で仕上げ面粗さが良くなるのは、切削後、外周刃でのバニシング(磨き)効果によるものです。刃形状における、特長や効果の違いを示します。①直刃(ストレート刃)・最も一般的に使用されています。・再研磨が容易で、スパイラル刃に比べ安価です。②スパイラル刃・直刃に比べ、バニシング効果が大きく作用するため、一般的に面粗さが向上します。 ( 但し、バニシング効果が大きすぎると、磨耗や構成刃先の発生で面粗さの悪化も起きやすくなります。)・キー溝のような、切り欠きがある穴には有効です。・左ネジレと右ネジレがあります。(いずれも、右刃)( 1)左ネジレ   ・直刃に比べ、バニシング効果が大きくなり仕上げ面粗さは向上します。   ・切削性がやや劣るため、拡大しろは少なく、軟らかい被削材に効果があります。   ・下穴が曲がっている場合、その曲がりに倣いがちです。( 2)右ネジレ   ・食い込み勝手になるため、拡大しろが大きく、硬い被削材に効果があります。   ・切りくずをかき出す方向に作用するため、止り穴加工の場合に適しています。   ・下穴が曲がっている場合、左刃に比べ矯正作用があります。③エンド刃付(底刃付)・止り穴加工の際、下穴の底近くまでリーマ加工が可能です。・下穴が曲がっている場合でも矯正作用があります。・過度の取りしろの場合、欠けや割れを生じやすいので注意が必要です。1 リーマの刃形状による特徴